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10年前 全世界のエイズ感染者4000万人の内、サハラ砂漠以南のアフリカの住民、2810万人が感染(70%)といわれていたが、アフガン、イラク問題に世界の耳目が集められている間、アフリカにおけるエイズの蔓延は広がる一方で猛威をふるい、いまやエイズで親を失った孤児の数は1400万人にも達している。真の救済を求めているのはいわれない差別を受け、虐待の危険に晒され、食べ物も手に入らない「エイズ孤児」たちなのである。



ここに改めてアフリカを見つめ直そうではありませんか。
アフリカ(なぜ今アフリカなのか)
ライオンズクラブ国際協会 視力ファースト募金活動関連
この論文は平成6年11月、境港ライオンズクラブの会報200号記念「アフリカ特集」の基本原稿を修正、追加して編集し直したものである。丁度、そに時期にライオンズクラブ国際協会、全世界約150万人の会員が一丸となって「サイト、ファースト」(視力第一)運動を展開中で、筆者は境港ライオンズクラブのサイト・ファースト特別事業委員長に任命され、アフリカのツエツエ病および河の盲目病(後出)で苦しむ多数の子供達を救済するための資金(献金)獲得に努力していた。全日本、約3.000クラブ(会員数、約15万人)で50億円の浄財資金を獲得した。

以降、8年が経過し、この間にライオンズクラブ国際財団から各種の援助(主として医療施設の建設、薬品の供与、医師団の派遣等)が行なわれ、また各種NGOや青年協力隊員の派遣が行なわれてきたが、対象数、1億5000万人にものぼる飢餓、疾病を救済して正常状態に戻すにはなお道は遠い。さらに地勢的に緑地の後退と砂漠化は急ピッチで進行中であり、その抜本的対策は殆ど実施されてない。
アフリカの抱える問題は10年前とほぼ同じであり、部族間の抗争による虐殺、斬殺の根は絶たれてはいない。さらに流出難民および国内難民も増へこそすれ減少してないのが実情である。さらに悪いことには、1990年台の半ばからエイズの感染者の数が爆発的に増大し、全世界の感染者の70%を占めるまでに蔓延したことである。これも飢餓および極端な栄養不良と無縁ではない。
さらに、世界の成人一日当たりの平均カロリー摂取量よりも500キロ・カロリーも少ない国がサハラ砂漠以南のアフリカに集中している。ここ数年間、南部アフリカでは干ばつ被害が広がり、アフリカの支援は緊急かつ重要な課題である。
アフリカは30年後も2%の高い人口増加率を維持すると見られ、その人口の動態が将来の地球全体の食料安全保障のカギを握ることになろう。
今、世界の目は荒廃したアフガニスタンの復興、救済に各国の努力が向けられ、アフリカ問題は二の次にされた状況にあるが、救助を必要とする膨大な人口とそれが抱える問題の多様性と深刻さはアフガニスタンに決して劣るものではない。ここに改めて問題を提起する次第である。
アフリカの支援は2002年の6月のカナダのカナナスキス・サミットや8月末からの南ア・環境開発サミットでも主要議題の一つになった。。
アフリカの孤児たち

アフリカとは
アフリケ(ギリシャ語の「寒さ不在」)→
→ アフリカ
アプリカ(ラテン語の「陽光ゆたか」)→
アフリカの地勢状の特徴は、その巨大さおよび海岸線の単調さにある。
全人口:約5億3千万人
全面積:2998平方万キロ(地球の1/20を占める)
言語数:約700
宗教: 北部はイスラム教スンナ派、中部は部族的宗教、南部はキリスト教プロテステント
このアフリカ大陸の1/4が内戦、飢饉、風土病による飢餓や業病の地獄に苦しんでいる。
1.総括
アフリカとは、アフリケ(ギリシャ語の「寒さ不在」)、アプリカ(ラテン語の「陽光ゆたか」)に由来する。
今、なぜアフリカなのか、それは、国際社会の一員として共通の認識を得るためであり、既に時宜を逸してはいるが、無知の罪を犯すよりは救われる。
アフリカはその内臓する動乱性のため、しそてそのスケールの巨大さのため、全世界の経済をも根底から揺るがすことになる。だから、本腰を入れて救援しなければならない。アフリカを放置したまま、世界は安定の中に生きることはできない(1986年、国連のアフリカ危機支援宣言)。
この問題を放置するならば、我々の子供達は死の脅威をまぬかれない。(ウイリイ・プラント)
アフリカ問題など縁のない遠いところの赤の他人の物語と思っているなら、それは「日本は地球全体の問題に対してアウトサイダーである」ことを自認したことになる。
1950年代(第2次世界大戦後)、アフリカは希望の大地、未来の富の地であった。東スーダンの地は緑豊かな沃土であった。 それが今や:

文化活動においても、サンゴール(セナガル)は1960年代のノーベル文学賞候補に最後まで残った。その後、ジョニカ(ソンガイ)およびナギーブ(エジプト)がノーベル文学賞を受賞している。
「私はネグロ、ネグロというこの名を私は誇りとする。私の血管の中に流れる黒い血を私は尊いものとみる」(ドユ・ホア)。これがネグリチュード運動(劣等感からの脱出、人間としてのネグロの尊厳に信を持て)の発端となった。
アフリカ53ケ国は国連の投票権の三分の一を占め、今後の全世界の重要な生命線の一本をなす。そして潜在的な可能性と潜在的な富みを抱えている。アフリカを明日の大 陸なのである。
2.アフリカの三大苦
1)全土にわたる風土病、ごう病
赤道を中心に南北15°の幅で東西を横切るベルト地帯はツエツエ病(睡眠病)および河の盲目病(失明度100%)のごう病が蔓延している。これはツエツエ蝿が媒介するもので、人間には「眠り病」、うしに対してはウシ「ナガナ病」を引き起こす。具体的には、ムーの大群が移動する時、タンザニアからケニヤの大草原にツエツエ蝿を運んでくる。ツエツエ蝿は鋭い口ばしで牛や人間の血を吸う。その際に、寄生原虫の「トリパノソーマ」を媒介する。(「ライオンズクラブ国際協会の対応」ここをクリック)
このツエツエ病以外の蔓延している風土病その他には次のものがある。
. 眼症状、帯状ヘルペスが眼部を覆う、単純ヘルペスや緑膿菌が角膜炎症を引き起こす、さらにトキソプラズマや結核菌による網絡膜膜炎もすくなくない。
・ 昆虫による感染病:マラリア、黄熱病、フィラリア症、パンクロフト糸状虫症およびオンコセルカ症。
・. 皮膚からの感染病:住血吸虫病、破傷風、狂犬病、カンジダ、白癬、乾癬、ヒストプrズマポロトリクイ(真菌が巣くうもの)。
・.飲食物からの感染:腸チブス、赤痢、細菌性食中毒
・.他の感染病: エイズ(後天性免疫不全症候群)、1990年代後半から爆発的に蔓延しはじめた。(詳細はここをクリック)
・.その他
さそり、蝮、毒蛇、乳児を襲うハイエナ等々、特に、飢餓や過労で体力を消耗した難民は下痢でさえも衰弱から結核の土壌になる。
アフリカでは人は癌など心配する年齢までも人は生きない。5歳まで永らえることが一大事なのだ。かりに生き延びて成人しても、脳の前葉部が十分に発達せず.体力、思考力および集中力が不足し、50歳まで生きる者は少ない。

2)部族抗争、内戦、クーデーター
内戦→処刑→虐殺→追放→難民(飢餓、疾病)
内戦の歴史の例:
・スーダン:南北の内戦は150年の歴史を持つ(イスラム教とキリスト教)。
・ブルジン;部族の対立、人種間の相克、大虐殺。
・ウガンダ:いつ、どうころぶか分らない。
・ケニヤ、セレガル:経済優等生の国の大量失業。
・アンゴラおよびモザンビークの内戦は南アの支援のもとに破壊活動を続けるRZNAMO(武装賊と呼ばれる)による。
・ルワンダ:大量のフツ族がツチ族の報復を恐れてザイール国境に逃れて難民になった(約280万人)。
いまだに枠に縛られ、肌に焼印を押されて働く奴隷。
3)緑地の後退と砂漠化の進行 飢饉
緑地の後退と砂漠化の進行は一年に7kmの速度で、ほぼ全土で進行中。
50年前、北スーダンは広大無辺の緑地であった。
20年前、密林が疎林になり、ライオンやキリンの姿が消えた。
現在はのっぺらぼうの朱褐色のチョコレート色のセラミックの裸の大地、カチカチの大地に変化した。
現在、。東スーダンで「緑一本」の植樹運動が展開中(アカシアやセネガリスの木)。

難民キャンプ


アフリカ53ケ国の現状
アフリカは現在、累積債務と食料不足による経済危機と急速に進む政治的民主化の中で、世界銀行とIMFによる構造調整を実施しながら、多くの国々が新たな発展を求めて模索を続けている。
南アフリカのアパルトヘイトの撤廃に伴う多数者支配への移行は、従来の南アフリカによる不安定工作により膨大な人的、物的被害を受けてきた南部アフリカの周辺諸国にとって、平和と安定への第一歩となる。同時に、抜群の経済力を備え地域発展の中核となりうる国、新生南アフリカが大陸の南端に登場したことを意味する。
1994年はアフリカの新しい出発点となった。

1.エジプト・アラブ共和国(旧宗主国、英)
首都:カイロ。人口:5310万人。面積:日本の2.6倍。住民:アラブ人。言語:アラビア語。北は地中海、東は紅海に面する。雨が殆ど降らず、97パーセントが砂漠。宗教はイスラム教(国民の80%)。ピラミッドを始め多くの古代遺跡がある。経済不振、出稼ぎ、観光収入が減少。原理主義が台頭。民主化路線をとる。母なるナイル川、ピラミッド。国民生活は良好。
2.社会主義人民 リビア・アラブ国(伊)
首都:トリポリ。人口:約340万人。面積:日本の4.7倍。住民:アラブ人、ペルペル人。言語:アラビア語。テロの元締め。生活は普通以下。
3.チュニジア共和国(仏)
首都:チュニス。人口:人口約800万人。面積:日本の42パーセント。住民:アラブ人、ペルペル人。言語:アラビア語、フランス語。複数政党で民主化。原理主義が台頭。。生活は普 通以下。2002年4月、「終身大統領制度」復活。憲法改正の国民投票、支持率99%。これによりベンアリ大統領(65歳)が目指した事実上の終身大統領制度の復活が確定した。これ は同大統領が90年代以来強化してきた独裁の完成を意味し、欧米からの批判がさらに高まろう。この国は昔、古代ローマ帝国に戦いを挑み、海上貿易などで栄華を極め、多くの歴史を有する都市「カルタゴ」の遺跡がチュニス郊外にある。また今も残る「美しいアーチを描く水道橋」、荒涼とした砂漠、塩湖とオアシス、地中海沿岸のエルジェムには巨大なコロシアム(円形闘技場)跡、等々、さらには「地中海地方真珠」と呼ばれるスースがある。観光名所に欠かない。
4.アルジェリア民主人民共和国(仏)
首都:アルジェ。人口:2480万人。面積:日本の6.3倍、アフリカで二番目に大きい。北アフリカの大国。住民:アラブ人、ペルペル人。言語:アラビア語、フランス語。地中海の重要な港である。国土は広大なサハラ砂漠から地中海にまで広がり、多くの天然資源に恵まれている。サハラ砂漠は次第に北に広がり、現在では国土全土の80%以上を占めるほどになっていいる。1962年にフランスから独立。現在、社会主義政策から経済の自由化を図る。
現代アルジェリア人の殆どは北アフリカの先住民族であったベルベル人の子孫である。7世紀のアラブの侵入以来、アラブ人が入り込んできた。公用語はアラビア語。宗教はイスラム教が主体である。1980年台の旱魃と土地の侵食は肥沃土地に大きな被害を与え、農業改革を後退させた原因になった。枯渇した森林の植林計画を推進。国民生活は普通以下。
5.モロッコ王国(仏)
首都:ラパト。人口約2,450万人。面積・日本の1.2倍。住民:アラブ人、ペルペル人。言語:アラビア語、フランス語。西サハラをめぐる軍事費が嵩み、生活は困窮、劣悪。原理主義が 王制をおびやかす。生活は悪。
6.モーリ タリア・イスラム共和国(仏)
首都:ヌアクショット。人口:200万人。面積:日本の2.7倍。住民:ムーア人、黒人。言語:ハッサニア語、フランス語。国土の殆どがサハラ砂漠に覆われた国。国の北部に「ケディア・ディジル(鉄の山)」と呼ばれるズエラト鉱山があり、この先100年以上の採鉱可能といわれる。鉄鉱石はこの国の全輸出額の80%を占め、日本にも輸出される。民族対立が激化。近海には豊かな漁場があり、日本にイカ、タコを輸出。人口約195万人。生活は劣悪。
7.マリ共和国(仏)
首都:パマコ。面積:日本の3.3倍。人口:約800万人。住民:パンパラ族、フラニ族。トアレグ族。言語:フランス語、パンパr語。最貧国の一つ。援助だけが頼り。。生活は劣悪。
8.セネガル共和国(仏)
首都:ダカール。人口:約720万人。住民:ウpロフ族、セレル族、フラニ族。言語:フランス語、ウオロフ語。落花生依存経済を脱却中。デモや学生運動が激しい。生活は悪。
9.ガンビア共和国(英)
首都:バンジュル。人口:85万人。面積:日本ノ0.7倍。住民:ポルトガル人と黒人の混血。言語:ポルトガル語。落花生に代わり、観光収入の増大に努力。。生活は悪。
10.カーポペルデ共和国(英)
首都:ブライヤ。人口:40万人。面積:日本の1.1パーセント。住民:ポルトガル人と黒人の混血。言語:ポルトガル語。漁業と観光の島国。農業は不振。生活は普通以下。
11.ギニアピサオ共和国(ポ)
首都:ビサオ「」。人口:100万人。面積・日本の9.5パーセント。住民:パランテ族、フラニ族。言語:ポルトガル語。社会主義を中止。企業の民営化を図る。、生活は悪。
12.ギニア共和国(仏)
首都:コナクリ。人口:680万人。面積;日本の66パーセント。住民:フラニ族、マンディン族。言語:フランス語。ポーキサイド、鉄鉱石の開発、有望な油田も発見。生活は普通以下。
13.リベリア共和国(仏)
首都:モンロビア。人口:260万人。面積:日本の29パーセント。住民:クペレ族、バサ族、クル族。言語:英語。。内戦が続く。経済はパンク。経済は劣悪。
14.コートジボアール共和国(仏)
j首都:ヤムスコロ。人口:1220万人。面積:日本の85パーセント。住民:セヌフォ族、マンデ族。言語:フランス語、アカン語。コーヒーは世界第3位。アフリカの優等生。国民生活は普通 。
15.シェラネオネ共和国(英)
首都:フリータウン。人口:500万人。面積:日本の19パーセント。住民:メンデ族、テムネ族。言語:メンデ語。経済政策失敗。スト、ダイヤの密輸横行。生活は悪。
16.ブルキナファソ(仏)
首都:ウガドーグ。人口:900万人。面積:日本の7.1パーセント。住民:モン族、フrニ族、言語:フランス語。政情不安、経済破綻の最貧国。生活は劣悪。
17.ガーナー共和国(仏)
首都:アクラ。人口:1500万。面先:日本の63パーセント。住民:アシャンテ族。言語:英語、アシャンテ語。ナイジェリア人の流入で治安悪化。首都のアクラに1980年、日本の援助で「野口英世記念黄熱病研究所」がたてられた。国民生活は悪。
18.トーゴ(獨)共和国
首都:メロ。人口:350万人。面積:日本の15パーセント。住民:エウエ族、カブレ族。言語:フランス語、エウエ語。燐鉱石の輸出に依存。生活は普通以下。
19.ペナン共和国(仏)
首都:ポルトノボ。人口:470万人。面積:日本の29パーセント。住民:フォン族、アジャ即。言語:英語、ハウサ語、ヨルバ語、イボ語。 マルクス主義を放棄。政情不安。生活は悪。
20.ナイジェリア連邦共和国(英)
首都:ラゴス。人口:1億1千万人。面積:日本の2.5倍。住民:ハウサ族、イボ族、ヨルバ族。言語:英語、ハウサ語、ヨルバ語、イボ語。極度の経済不振。暴動頻発。国民生活は悪。
21.ニジェール共和国(仏)
首都:ニアメ。人口:979万人。面積:日本の3.4倍。国土の2/3はサハラ砂漠が広がる。アフリカで三番目に長いニジェール川(ギニア湾にそそぐ)が重要な水資源。住民:ハウサ族、 ソンガイ族、フラニ族 。言語:フランス語、ハウサ語。ウランの輸出に依存。生活は悪。主要貿易相手国は旧宗主国のフランス。日本は木材などを輸入し、自動車などを輸出してい
る。青年海外協力隊員が派遣されている。
22.チャド共和国(仏)
首都:ンジャメナ。人口:600万人。面積:日本の3.4倍。。住民:アラブ人、スーダン人。言語:フランス語、アラビア語。長期の内戦で経済はパンク。生活は劣悪。
23.サントーメ・プリンシベ(英)
首都:サントメ。人口:14万人。面積:日本の0.3パーセント。住民:バンツウー系。言語:ポルトガル語。政情不安。生活は悪。
24.ガボン共和国(仏)
首都:リーブルビル。人口:115万人。面積:日本の71パーセント。住民:ファン族。言語:フランス語、ファン語。石油、木材が豊富。PPECに加盟。生活は普通。
25.カメルーン共和国(獨)
首都:ヤウンデ。人口:1170万人。面積:日本の1.3倍。住民:フォン族、バミレケ族。言語:フランス語、英語、バミレケ後。ココアの価格低迷で累積債務増大。国民生活は普通。
26.中央アフリカ共和国(仏)
首都:バンギ。人口:290万人。面積:日本の1.6倍。住民:バンダ族、バヤ族。言語:フランス語、サンゴ語。豊富な資源は未開発。慢性的食料不足。生活は最悪。
27.赤道ギニア共和国(仏)
首都:マラボ。人口:37万人。面積:日本の7.4パーセント。住民:ファン族、ブビ族。言語:ポルトガル語。クーデータ頻発。経済は崩壊状態。。生活は悪。
28.コンゴ人民共和国(仏)
首都:ブラザビル。人口:196万人。面積:日本の90パーセント。住民:コンゴ族、テケ族。言語:フランス語、コンゴ語。債務危機に突入。生活は普通以下。
29.コンゴ民主共和国(旧ザイール)(ペ)
首都:キンシャサ。人口:推定4920万人(1998年))。面積:日本の6.2倍。住民:ルパ族、モンゴ族。言語:フランス語、キコンゴ語、リンガラ語。 アフリカの中央に位置し、アフリカで3番目に大きな国である。経済再建中。多党制に移行。200以上の民族グループが居住し、それぞれの言語を持っている。(公用語はフランス語)。樹種の多様な熱帯森林には特にサル類が豊富で、低地部にはチンパージン、そして東部の山地にはマウンテンゴリラが生息している。国民生活は悪。
30.アンゴラ人民共和国(ポ)
首都:ルアンダ。人口:980万人。面積:日本の3.3倍。住民:オビンブンドウ族、ムブンドウ族。言語:ポルトガル語。石油の輸出に依存。南アと対立。1975年の独立以来、一時的な停戦を除き27年間内戦が続いた。テロ多発、国内難民多数。2002年4月4日、反政府勢力のアンゴラ全面独立同盟(UNITA)と停戦協定を調印、ドスサントス大統領は内戦の終結を宣言した。しかし、UNITAの武装解除の過程で兵士(約4万人の兵士とその家族約30万人
)が飢餓に直面し、農家を襲うなどの事件が多発し、和平実現の障害になる恐れがある(5月の状況)。和平協定では武装解除キャンプの食料確保は政府の役割とされており、政府は国連に支援を要請している。国民生活は悪。
31.ボツワナ共和国(英)
首都:ハボローネ。人口:130万人。面積:日本の1.5倍。住民:ツワナ族。言語:英語、ツワナ語。南ア従属経済。ダイアモンドに依存。生活は普通。エイズの感染者は国民の38% にものぼる。
32.ナミビア共和国(獨)
首都:ウイントフック。人口:185万人。面積:日本の2.2倍。住民:オバンボ族、白人、サン族族。言語:英語、アフリカーンス語。1990年南アから独立。民族対立深刻。生活は悪。
33.ザンビア共和国(英)
首都:ルサカ。人口:785万人。面積:日本の2倍。住民:ベンバ族、イラ族。言語:英語ベンバ語。南部アフリカの内陸国で海がない。観光の目玉は世界三大瀑布の一つがあること。銅に依存の経済は不振。1970年から協力隊員が派遣されている。生活は悪。特に、エイズの感染率が高く、国民5人に1人がエイズに感染し、絶対的貧困が患者を解決のない苦境に追い詰めている。マブト村での住民の感染率は30%で、南部アフリカのエイズ問題の現状を凝縮している。200年の沖縄サミットで日本は5年間で総額30億ドル(約3500億円)のエイズ感染症対策支援を表明し、首都ルサカの大学教育病院ウイルス研究所で、エイズ検査技師の育成事業を実施している。
「参考」 全世界の感染者4000万人の内、サハラ砂漠以南のアフリカの住民、2810万人が感染(70%)。
2002年5月の現地ルポタージュ「エイズ現状を取材するため首都ルサカの郊外で見た墓地の光景が忘れられない」。案内人の説明では「毎月2000人が埋められています。数年前の三倍以上です」と。墓地は雑茂る野原だった。風雨の下、墓の命さえ短い。エイズは死の記憶すら消し去っていくのか。発症を抑制する新薬のおかげで先進国では死亡者が激減していっるが薬の買えない貧困地帯では難病とみなされている。
34.ジンバブエ共和国(英)
首都:ハラーレ。人口:1300万人。面積:日本とほぼ同じ。住民:ショナ族、ンデベエ族。言語:英語、ショナ語、ンデベレ語。南アからの経済的自立をめざす。生活は普通以下。2002年5月2日、ムガベ大統領は干ばつのため食糧難の「災害状態」を宣言した。人口の半分、780万人の支援が國際社会に必要と訴える。しかし、真の理由は、黒人による白人の農園の土地占拠が原因の一つと指摘さ(世界食料機構)、2002年3月の大統領選挙の際の不公正を批判する国際社会から孤立している。同国のムガベ大統領は20022年8月13日、コンゴ紛争をめぐってジンバブエはアンゴラ、ナミビアと共にコンゴ政府を支援するため軍事介入していたが、1万人以上にのぼるジンバブエ派遣軍の全撤収計画に着手すると述べた。このコンゴ紛争については、ウガンダとルワンダは反政府軍を支援した。コンゴとルワンダは7月末に和平協定に調印している。
35.南アフリカ共和国(英)
首都:プレrトリア。人口:3590万人。面積:日本の3.2倍。住民:ズール族、コーサ族、白人。言語:英語、アフリカ^ンス語、ズール語、コーサ語。1991年2月1日、、デクラーク大統領は同年中にアパルトヘイト(人種隔離政策)を撤廃すると共に、「新生南アフリカ国家宣言書」を発表した。一人当たりのGNPは2530弗(アフリカ諸国の中で最高)。貧富の差が極端。 南アフリカ次のような多くの問題を抱えている。
1.長年被差別者として体制から阻害され続けてきた黒人の生活環境の改善。
2.アパルトヘイトにより徹底的に破壊された黒人の伝統的社会秩序・生産技術・精神的秩序の回復と発展。 特に、アパルトヘイトの最大の基盤であった土地の人種別所有は黒人の 伝統的農業体系を完全に崩壊させた。農村共同体の崩壊は耕作技術の消滅を始め、先祖からの知識、智慧の伝承、社会的規範なども喪失させた。
3.南アフリカの自立を図るには読み書きのできない膨大な数に対する教育制度の整備。 このことは、かっては無文字社会であったアフリカでは、人々は口承技術の発展を通して知 識と情報の伝達を行なってきたが、資本主義経済が普遍した今日の南アフリカでは文盲は致命的である。 南アフリカの黒人の「自立」について各種のNGOが模索し、試行錯誤 を続けている。
4.1990年以降、エイズの蔓延が急速で、成人の感染者は世界最大の500万人におよぶ。エイズの治療薬は毎月、約5000ランド(邦貨で約6万円)かかり、人口の80%を占める黒人の 平均月収の3000ランドでは購入できない。ミルクを買えない母親の母乳で育つ新生児の7万〜10万人が毎年エイズに感染する。このエイズの蔓延は「音のない戦争」といわれる 。
2002年8月26日から9月4日までヨハネスブルグで「持続可能な開発に関する世界首脳会議」(環境サミット)が開催される。「世界連帯基金」の設立を図ることになる。この連帯基金によりアフリカ全土における・社会インフラの整備。貧困者の生活改善、即ち、識学率のアップ、衛星環境の改善、および食料の安定確保が図られる。
36.レソト王国(英)
首都:マセル。人口:180万人。面積:日本の7.9パーセント。住民:パソト族。言語:英語、セスト語。南アに囲まれた山岳国。南アの弾圧が厳しい。生活は悪。
37.スワジランド王国(英)
首都:ムババネ。人口:80万人。面積:日本の4.5パーセント。住民:スワジ族。言語:英語、スワジ語。経済は南アに依存。王制。生活は劣悪。
38.モザンビーク共和国(ポ)
首都:マブート。人口:1540万人。面積:日本の2.1倍。住民:マクアロムウエ族,マコンデ族。言語:ポルトガル語、ほか。旱魃とゲリラによる破壊が甚大。経済破綻。流出および国内 難民多数。幼児に死亡率は世界最高。国民生活は劣悪。
39.マダガスカル民主共和国(仏)
首都:アンタナナリポ。人口:1165万人。面積:日本の1.6倍。住民:マレー系、メリナ族、ペツイレオ族。言語:マダガスカル語、フランス語。1960年、フランスから独立ン。アフリカの沖合い400kmの西インド洋上にうかぶ島。世界で4番目に大きい島国。1500年以上前、インドネシアやマレーシアから移住してきたアジア人の子孫が少なくない。そしてアジアとアフリカの血がまざり、さまざまな種族が生まれた。18の部族があり、最大の部族はマレー系、メリナ(高地の人の意味)族。 公用語はマダカスカル語、フランス語が準公用語。宗教はイスラム教とキリスト教。首都の人口は100万人。農耕可能な土地は島の僅か10%。常に食料不足に悩み、乱伐で森林が破壊され、野生動物が急激に減っている。アジア系住民に対する暴動が頻発。生活は悪。
40.モーリシャス(仏)
首都:ポートルイス。人口:110万人。面積:日本の0.5パーセント。住民:インド系、クレオール。言語」英語、フランス語、クレオール語。インド洋上の島国。観光と漁業に依存。生活は普通。
41.コモロ・イスラム連邦共和国(仏)
首都:モロニ。人口:55万人。面積:日本の0.6パーセント。住民:黒人、マレー系統、ほか。言語:フランス語、アラビア語、コモロ語。1978年、モコロ・イスラム連邦共和国として独立。幸福の魚「生きている化石」シーランスカで有名。専横の限りをつくした外人部隊を追放して国家を再建。生活は悪。
42セーシェル共和国(英)
首都:ビクトリア。人口:約7万人。面積:日本の0.07パーセント。住民:クレオール。言語:英語、フランス語、クレオール後語。かって米ソに基地を提供。観光に依存。生活は良好・
43.マラウイ共和国(英)
首都:リロングエ。人口:1000万人。南部アフリカの小国。面積:日本の32パーセント。住民:チェワ族、トンガ族。言語:英語、チェワ語。長期独裁政権。民族対立激化。生活は極悪。
2000以来、2年続きの不作で主食のメイズ(玉蜀黍)備蓄が底をつき、国連世界食料計画(WFP)は320万人が深刻な食糧危機の影響を受けると推測している(200年6月)。原因は天 災だけではなく、マラウイ政府が豊作時に備蓄していた16万700屯の穀類を管理および経理の杜撰なため全部国外に売却していまっていたことによる。私腹を肥やすための農業大 臣らの横流しの疑惑もある。「腐敗と不正が飢饉を早めた」といわれる。このようにアフリカでは先進国が多額な援助をつぎ込みながら、政府の腐敗、内乱により飢饉を深刻化させ るという歴史が繰り替えされてきた。同国に派遣中の保健婦の青年海外協力隊員の報告によれば、衰弱したティーンエイジャーの母親と驚くほどの軽さの低体重児の赤ん坊に接し、 声もなかったという。
44.タンザニア連合共和国(獨)
首都:ダルエスサラーム。人口:2490万人。面積:日本の2.5倍。住民:スクマ族、イラク族。言語:スワヒリ語、英語。東アフリカの中央部に位置し、東はインド洋に面する。国土の大部分が標高1000m以上の高原。住民/言語はバントゥー系の黒人が大部分を占め、全部で126の部族がある。公用語はスワヒリ語と英語。宗教はイスラム教が主体(60%以上)で、キリスト教が25%。政治は共和制で、国家元首は大統領。タンザニア革命党による一党制で、現在経済を資本主義化。血族結婚による障害児が多い。アフリカ最高峰のキリマンジェロ山やビクトリア湖で有名。また人類進化の舞台と言われ、歴史的遺産の宝庫でもある。 JICA(国際協力事業団)のタンザニア事務局に日本人の協力隊員が多数活躍。 国民生活は悪。
45.ブルジン共和国(英)
首都:ブジュンブラ。人口:538万人。面積:日本の7.4パーセント。住民:フツ族、ツチ族。言語」フランス語、ルジン語。リウワンダと共に、人口密度の最も高い国である。虐殺事件多発。自然の景観。生活は最悪。
46.ルワンダ共和国(英)
首都:キガリ。人口:810万人。面積:日本の6.9パーセント。住民:フツ族、ツチ族。言語:フランス語ルワンダ語。狩猟採集民のピグミー族も住んでいる。フツ族ツチ族およびトワ族が居住し、1994年の大統領機の撃墜をきかけに凄惨な大虐殺がルワンダ全土に広がった。特に、フツとツチ族の対立が激化。かっては「アフリカのスイス」と呼ばれていた。人口約810万人。生活は最悪。
47.ウガンダ共和国(英)
首都:カンバラ。人口:1780万人。面積:日本の63パーセント。住民:バガンダ族など。言語:英語、スワリヒ語。内戦で国土は荒廃。かっては「黒い大陸の真珠」と呼ばれていた。国民生活は最悪。
48.ケニア共和国(英)
首都:ナイロビ。人口:2495万人。面積:日本の1.5倍。住民:キクユ族、ルオ族。言語:英語、スワリヒ語。インド洋に面し、国の中央を赤道が通っている。ケニアはアフリカの中で近代化している国の一つで、日本との関係も深い。コーヒーと観光が柱。軽工業に注力。「野生の王国」国立公園、動物保護地区多数。国民生活は普通。
49.ソマリア民主共和国(英)
首都:モガディシュ。人口:750万人。面積:日本の1.7倍。住民:そまり族。言語:そまり語、英語、イタリア語、アラビア語。1960年にイギリスとイタリアから独立。地形から「アフリカの角」と呼ばれる大陸東端の半島にある国。国土の殆どが乾燥した高原。内戦で国民は総難民化。 エチオピアからの難民が多数流入。経済の再建は困難。生活は最悪。
50.ジプチ共和国(獨)
首都:ジプチ。人口:43万人。面積:日本の6パーセント。紅海の出口、バベルマンデブ海峡の南にある小国。住人はイッサ族、アファル族。言語はフランス語とアラビア語。 エチオピア、ソマリアからの難民で経済はパンク。生活は悪。
51.エチオピア連邦民主共和国(独立国)
首都:アジス・アベバ。言語:アムラバ語(公用語)、ティグレ語、ゲエズ語、アラビア語等。宗教:エチオピア正教、イスラム教、土着信仰。人口:5839万人(1998年推計)。平均寿命:女 42歳、男 39.8歳。個人所得(GDP)110弗、世界最低。内戦頻発。「河の盲目病」で失明、死亡者多数。緑地の後退、砂漠化が急ピッチ。農業生産は頻々に起こる旱魃と遅れた耕作技術のため低く、飢饉が頻発する。国民生活は最悪。 遺跡、観光名所としてはゴンダールの古城、ブルーナイルの滝、ラリベラの地下教会、アクスムタリーの巨大原石の塔など。
52.スーダン共和国(英)
首都:ハルツーム。人口:2500万人。エチオピア高原に発する青ナイルとウガンダのビクトリヤ湖に発する白ナイルのニ大河川が合流するアフリカ最大の国。面積:日本の6.6倍。住民:アラブ人、スーダン系。ナイル系。言語:アラビア語、英語。1956年にイギリスとエジプトから独立。ナイル川の中流から上流に位置する。国民生活は最悪。映画「ハルツームのゴードン」の舞台、かっての植民地時代の哀愁に満ちたエキゾチックな香りはもはや一切ない。南部は内戦で荒廃、西部は飢餓による餓死者続出、そして東部に多数の難民を抱え、この国の荒廃は年々ひどくなっていく。全土の砂漠化が急ピッチ。
このほか、主な非自治地区として西サハラ(ス)、 人口約17万人がある。
アフリカ点描
南アのケープタウン コロモの村落

ザイールの村 タンザニアのサバナ地帯
アルジェリのアルジェの町並み

わが国のアフリカ外交の問題点(日本にはアメリカ追従と中国に対する遠慮外交を除き、国家理念に基づく真の外交が存在するのか)
日本のアフリカ政策、特に、南部アフリカに対しては次のようなさまざまな問題を抱えている。
1)南部アフリカ政策の欠如。
2)国益優先の官僚的アプローチ。国家としての理念と政策に欠け、現実には日本の国益のみが優先される。
3)南アフリカのアパルトヘイトの廃絶に関する国際社会の理念との乖離。国際社会はアパルトヘイト廃絶のため経済制裁を加えたが、日本の対応は消極、追従的で、これは南アの 民主化と人権問題に対する配慮の欠落による。その結果、日本は漁夫の利を得るがごとく、南ア最大の貿易相手国となり、国際社会厳しい指弾を受けた。
4)南部アフリカ諸国に対す る民主支援の希薄性。ザンビアやマラウイにおける民主化の流れを理解する姿勢に乏しく、常に国際社会から遅れた対応に終始した。
5)SADCC(南部アフリカ開発調整会議)支援の欠落。SADCCを引き継いだSADC(南部アフリカ開発共同体)に対して積極的に対応する必要がある。そうでなければ日本外 交は南ア偏重という南部アフリカ諸国の批判、懸念を打ち消すことができない。
6)資源外交に偏ったODA援助。例:日本のODAはザンビアで突出している。それはザンビアの銅とコバルトを輸入するための資源外交の顕著な実例である。
7)不可解なモザンビークPKO派遣。閣議決定のみで派遣された。これは日本が国連の安保理事会の常任理事国になるためのアフリカの賛同票集めのためと批判されている。
8)南アフリカ偏重から南部アフリカ諸国を含めた経済協力圏の構築に努力するという国家としての基本理念と政策が望まれる。南ア偏重からの脱却が不可欠。
真の救済とは?
アフリカに対する真の救済とは、平穏安楽な地からの単なる寄付やキャンペーンや、たかだか数回の「物資の寄贈」ではなく、人間の連帯性のため、そして世界の安定化のため、危険を覚悟で命を賭ける人々の存在である。
ノーブレス・オブリジュー(尊き責務) 西欧の騎士道とキリスト教の博愛の精神の融合
西アフリカのガーナーで黄熱病の研究でたおれた野口英世博士のような、そしてマザー・テレサのような。現在のアフリカにとって資金と共に求められているのは特に、エイズ対策で強力なリーダーシップを発揮できる人材が不可欠である。エイズとの戦いと共に、汚職と腐敗にまみれた政府のエイズ救済対策を促進させるため、血を流すこともいとわずに弱者救済に命をかける者の存在なのである(尊き責務)。
現在、多くのNGO(非政府組織-国際救助団体)のボランティアや青年海外協力隊のメンバーがアフリカ各地に拠点をおいて活動している。
「参考文献および参考資料」
・「ただ一人の地球」1972年、バーバラ・ウオードおよびルネ・デュポリ共著
・「黒人アフリカの悪しき出発」 1962年、ルネ・デュモン
・「地球の復活」1981年、レスター・ブラウン
・「カラハリ」(マーク&ディリア・オーエンズ)
・「バイクでアフリカを行く」竹井澄子
・「アフリカ」(ライフ人間世界史)
・「アフリカの白い呪術師」 1983年 ライアル・ワトソン
・「アフリカのいのち」2002年 (台地と人間の記憶/あるプール人の自叙伝) アマドゥ・ハンパテ・バー
・その他、インターネットで検索し、照合した事実